d_703028 駐車場、スコールに濡れて

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「あの時、あんな風に断らなければ……」
数年前、熱烈なアプローチをいなした年下の元後輩・瀬川くん。
数年ぶりにショッピングセンターで偶然再会した紗理奈は、既婚者でありながら、彼のまっすぐな好意を拒絶しきれなかった自分を思い出す。

激しいスコールが二人を車内という密室に閉じ込めるまでは、単なる懐かしい再会のはずだった。

雨音だけが響く空間で、肌が触れ合い、熱が伝わる。
理性を溶かすほどの背徳的な時間が、今、始まる――。

総字数
約8500字
〈本文より〉
「瀬川くーん」
自分が発した声が、思ったより大きく響いた。「ん?」と、彼が怪訝そうに振り返る。
紗理奈の顔を認識した瞬間、彼は「あ!」と短く声を上げ、驚きに目を見張った。

「お久しぶりです」
慌てて頭を下げる彼に、紗理奈は近づきながら笑いかけた。

「すごい偶然ね。
瀬川くん、久しぶり」
彼が前の会社で同じグループにいた頃、紗理奈は三十代半ば。
彼はまだ二十代後半だった。

ただ、彼が自分に向けていた視線が、単なる先輩への尊敬だけではないことにも気づいていた。


「じゃあ、雨がやむまで一緒にいたいです」
瀬川くんの真っ直ぐな言葉が、雨音の合間を縫って鼓膜を揺らす。
紗理奈は「よいしょ」と小さく声を漏らし、濡れたブラウスのボタンに手をかけた。
彼の視線を感じながら、後部座席で器用にブラウスを脱ぎ、下に隠れていたキャミソール姿になる。

「紗理奈さんの肩のライン、凄い綺麗ですね」
静寂を破った瀬川くんの声は、以前よりも低く、大人の男のものだった。
露骨な視線に、紗理奈は頬が熱くなるのを感じる。

「ちょっと、あんまり見ないでよ。
もうおばさんだから」
「おばさんなんかじゃないですよ。
どう見ても、俺と同世代か年下に見えますって」

もう、我慢の限界だった。

「瀬川くん、もう入れて!」
理性のタガが外れた自分の声が、車内に響く。「でも、ゴム持ってないです」
一瞬、彼の動きが止まり、現実的な言葉が投げかけられる。

しかし、紗理奈の欲望はもう止まらなかった。

「いいから、そのままで!」
喘ぎながら彼を見つめる。
もうどうなってもいい、という破滅的な衝動が、紗理奈を突き動かしていた。
瀬川くんはコクリと頷くと、紗理奈の体を後部座席に深く座らせ直した。

「中で出さないようにしますから」
そう耳元で囁くと、熱く膨張した先端が、紗理奈の熱く濡れた入り口に押し当てられた。
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