d_666114 仮面を脱ぐ夜、革鞭の熱

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完璧な「妻」であり「母」であることに息苦しさを感じていた亜希子。
息子の○○○のPTA総会の夜、彼女は夫と娘を先に帰し、二次会で出会った同級生の父親・山田と二人きりで会うことを決意する。
彼を連れて向かったのは、秘密の時間を過ごすために用意した都心の別宅マンション。
封印されていたプレイルームの扉を開けたとき、亜希子は仮面の下に隠していた自らの欲望と向き合い、解放されていく。
一夜限りの背徳の先に、彼女が見つけたものとは――
総字数
約6500字
※パッケージ画像のみAIを使用しています。

〈本文より〉
「あなた、美奈をお願い。
私は、もう少しだけ付き合ってから帰るわ」自分でも驚くほど、滑らかに言葉が出た。
夫は目を丸くしたが、アルコールで上機嫌だったこともあり、強くは反対しなかった。「わかった。
でも、あまり遅くなるなよ」その言葉は、もう亜希子の耳には届いていなかった。
タクシーの赤いテールランプが夜の闇に消えていくのを見送りながら、亜希子は軽い罪悪感と、それ以上に大きな解放感を味わっていた。「母親」でも「妻」でもない、ただの亜希子としての時間が、今、始まる。


「いじめて」――その言葉が自分の口から出たことに、亜希子自身が一番驚いていた。
普段の自分なら決して使わない、甘く危険な響き。
だが、その言葉はしっくりと闇に馴染み、隣の男の興奮を肌で感じさせた。
タクシーは滑るように走り、車窓を流れる街の灯りが、二人の顔を幻のように照らしては消していく。
運転手が「お客様、どちらまで?」と尋ねる声で、亜希子はふと我に返った。
いつもの帰り道とは違う方向へ向かっていることに、彼女は気づいていた。
亜希子は少しも動揺せず、記憶の中から一つの住所を呼び覚ます。
それは、夫も知らない、彼女だけの秘密の城の住所だった。


完全に無防備に、すべてを晒け出す。
これこそが、亜希子が心の底で何年も求めていた、究極の無抵抗と、そこにしかない絶対的な安心感だった。
彼の手に握られた細い鞭が、しなやかな音を立てて空を切る。
来る、と身構えた瞬間、背中に走る、肌を焼くような鋭い痛み。
だが、その痛みはすぐに、じわりと広がる熱い快感の波へと姿を変えた。
一打ちごとに、心の奥に澱のように溜まっていた不満や寂しさが、悲鳴と共に浄化されていく。
鞭の描く赤い軌跡は、忘れられていた彼女の身体という地図に、情熱の文字を刻みつけているかのようだった。「もっと……!

お願い、もっと強くお仕置きして……!」。
もはや羞恥心など、どこにもなかった。
もっど見せる

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